腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
竹宮さんの熱意が伝わってきた。竹宮さんは私の編集でもあり、一番の読者でもある。
そんな竹宮さんだからこそ、言われて一番嬉しい言葉を言ってもらえた。

「私も竹宮さんに一番最初にずっと読んでもらいたいです。これからも一番最初の読者は竹宮さんだけですからね」

他の出版社とお仕事する時やBL以外でお仕事をする時は担当が変わってしまうが、あくまでこれからも一番懇意にお仕事をさせてもらいたいのは竹宮さんという意味だ。
そしてこれから先もお仕事をしていく上で色んな担当さんと出会うと思う。それでも心の中のどこかで竹宮さんが基準になって判断することになる。それぐらい今の私には竹宮さんはいなくてはならない存在である。

「こればっかりは先生の旦那様にもお譲りするつもりはありませんからね」

「それはもちろん譲らせません。きっと旦那も竹宮さんならその席を快く譲ると思います」

「先生にそう言ってもらえて大変光栄です。これからも先生の作品を楽しみにしてますので」

まだデビューしたばかりの新人が、こんなふうに言ってもらえるだけで幸せだ。
私の中で漫画家として一つの希望が生まれた。この気持ちを今すぐに竹宮さんに共有したくなった。
< 961 / 1,001 >

この作品をシェア

pagetop