腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「妊娠したかもしれない。生理が予定日を過ぎてもこないの」

今まであまりそういったことはなかった。ちゃんと予定通りにくるか、遅れても一週間以内にきていた。
だからこれは間違いなく妊娠している可能性が高い。早く妊娠検査薬を買って確認した方がいい。

「本当か?今すぐ確認しよう」

今日は美咲くんがお休みの日でよかった。一人でいたら不安な気持ちでいっぱいだったと思う。

「俺が買ってくるから、茜は家でゆっくりしてて」

美咲くんは慌てて家から出ていった。居ても立っても居られなかったのであろう。
こんなに望んでくれているのに、もし違っていたら申し訳ない。
また頑張ればいいだけの話だが、糠喜びさせてしまった罪悪感が大きい。
急に不安な気持ちが押し寄せてきた。お願い。妊娠していて…。切に願った。

「ただいま。茜、買ってきたよ」

頑張って急いで帰ってきてくれた。美咲くんの顔を見た瞬間、安堵した。今の私には美咲くんがいないとダメだ。

「はい、検査薬。茜のタイミングで調べたくなったら調べて。俺はいつでも待ってるから」

私の表情を見て悟ったのであろう。急かすこともなく、私のタイミングに身を任せてくれた。
美咲くんが急かすことはないと思っていたが、こういう時はこちら側がつい警戒してしまう。
急かされなくて安心した。安心した途端、心構えができた。
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