君に届けたい想い

行き先は…

――――――――
―――……
「よし!!学校脱出成功♪」


「せ…成功じゃないよ!!いいの?こんなコトしちゃって……」


「何言ってるの??サボろうって言ったの愛実ちゃんじゃん☆」


う゛……
確かにそうなのですが...
まさかあの後、本当に学校を抜け出すとは……^^;



今は学校近くの公園にいる。


「さぁ…これからどこ行く?」


期待に満ちた顔で聞いてくる星也君。
でも、なんて答えればいいのか分からない私。
とりあえずここは何も言わない方が良いのかも…


「どこでもいいよ。」


「うぅ~ん、そっか。じゃぁ、俺の家♪」



…………せせせせせ……星也君の家?!


「ちょ、星也君!!」


「ん?何??どこでも良いんでしょ??」


悪魔の笑顔を見せる星也君。
確かにどこでもいいって言ったけど...
だからって星也君の家でもいいってわけじゃないのに…!!


でも、その悪魔の笑みに逆らえることは出来なくて。


「分かった……」


私は渋々OKすることになったのでした。











「はぁぁぁぁぁぁ………」
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