夢から逃げた私ですが、過保護なエリート弁護士に溺愛されてます
なんて優しい二人なんだろう。私の周りには、こんなにも頼りになる人たちがいる。
涙を拭っていると、渉さんが「もう一つお願いがあります」といった。
「百香さんの勤務形態についてですが、キッチンカーでの販売は危険が伴います。しばらくは内勤でお願いできませんでしょうか?」
「構わないが……百香ちゃん、退勤後は大丈夫かい?」
「そうよ。帰りに着けられたら大変よ。ことが収まるまで休んでもいいのよ」
店はなんとでもなるからという二人だけど、私は首を横に振った。
「私は悪いことをなにもしてません。なのに隠れないといけないのは、おかしいと思うんです。ご迷惑をおかけしますが、働かせてください」
「百香ちゃん……迷惑なんてことはないわよ。ね、あなた」
「それはそうだが。ただ、もしものことがあったら……」
頭を下げてお願いをした私に、店長たちの優しい声が染みた。
わかっている。すごく無茶なお願いをしているって。お店に迷惑をかけないなら、渉さんのマンションで大人しくしているのが一番だって。
でも、それって私はいつまでも外に出られないってことじゃない。
どうして、弱い立場の人間が怯えなきゃいけないの。
涙を拭っていると、渉さんが「もう一つお願いがあります」といった。
「百香さんの勤務形態についてですが、キッチンカーでの販売は危険が伴います。しばらくは内勤でお願いできませんでしょうか?」
「構わないが……百香ちゃん、退勤後は大丈夫かい?」
「そうよ。帰りに着けられたら大変よ。ことが収まるまで休んでもいいのよ」
店はなんとでもなるからという二人だけど、私は首を横に振った。
「私は悪いことをなにもしてません。なのに隠れないといけないのは、おかしいと思うんです。ご迷惑をおかけしますが、働かせてください」
「百香ちゃん……迷惑なんてことはないわよ。ね、あなた」
「それはそうだが。ただ、もしものことがあったら……」
頭を下げてお願いをした私に、店長たちの優しい声が染みた。
わかっている。すごく無茶なお願いをしているって。お店に迷惑をかけないなら、渉さんのマンションで大人しくしているのが一番だって。
でも、それって私はいつまでも外に出られないってことじゃない。
どうして、弱い立場の人間が怯えなきゃいけないの。