ギャグとラブコメと天然が織り成す生徒会について。


「ふむ、この度、我が家臣である諸君に、新たな試練を与えることとなった!刮目せよ!」




 「は?」




 美亜は、あまりの展開の急変に、言葉を失った。



明里は目を丸くして、「えええ!?佐藤くん、急にどうしたの?」と、純粋な驚きを露わにしている。



直人は、「なんだ、これは?新しいコントか?いや、しかし、俺の美貌の前では、どのようなコントも霞んでしまうな...。」と、まだ自分の世界から抜け出せていない。



 弘美は、目を輝かせた。「うおっ!マジでか!?なんか、戦国ゲームのキャラみたいじゃん!このセリフ、あの『覇王伝』の明智光秀っぽい!」



 佐藤くんは、眼鏡を外したことで、まるで別人のようになってしまったのだ。



そして、その秘密が、明里の不注意によって、意図せず、生徒会メンバー全員に露呈してしまった。



眼鏡の奥に隠されていた、佐藤くんのもう一つの顔。



それは、彼が抱える「克服したいこと」の、ほんの始まりに過ぎなかった。
 





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