肉食アニマルさんは、うさぎちゃんを狙ってます! 〜編入先は、肉食アニマル学園!?〜
可愛い人は、軽く手を振りながら見送ってくれました。

だけど、やっぱり明日もパシリをしないといけないんですね……


心の中でため息を吐きながら、わたしは教室から出て行きます。

またひとつ、ほっと息を吐いたわたしに、声をかける人がいました。



「……ねぇ、ちょっとあなた。ちょっといいかしら」

「はいっ!? わ、わたしですか……!?」

「ええ、あなたよ」



肩を叩かれて振り向いた先にいたのは、鮮やかな橙色の髪の毛に赤茶色の瞳をした、気の強そうな女の子です。

肩より下まで伸びた髪の毛は外に跳ねていて、それがより女の子を強そうに見せます。


ど、どうしたのでしょうか……もしかして、何かしてしまいましたかっ……?



「な、なんでしょうか……?」

「あなた、あの一色(いっしき)さんたちの新しいパシリなのかしら?」

「い、一色さん?」



わたしは、わからなくて首を傾げました。

強そうな女の子は、驚いたように目を見開きます。

< 20 / 47 >

この作品をシェア

pagetop