肉食アニマルさんは、うさぎちゃんを狙ってます! 〜編入先は、肉食アニマル学園!?〜
「じゃ〜ん! 強制獣化薬、スプレータイプ!」

「そ、それは……」

「そうそう、獣人を獣化させる薬! スプレーだから、人に使う用だよ」



その言葉を聞いた瞬間、わたしは思わず体育館の方へ走り出していました。

もちろん、狐崎さんと虎尾さんが道を塞いできて、逃げることはできませんでしたが。



「ええっと、その……用事を思い出しましてっ」

「授業中に〜?」



うっ……それを言われてしまうと……


唇を噛んで、下を向いてしまいます。



「そんなに嫌がるなんて、めちゃくちゃ怪しいわ」

「さっさと観念して獣化したほうがいいぞ」

「そうそう」



三人は、なんだか怖い笑顔で言いました。

も、もう逃げられませんか……?

なんだか諦めも湧いてきました……

……ですが、弟や妹たちのためにも、諦めてはいけないんですっ……!


そう考えて顔を上げた先にあったのは、スプレーです。



「じゃあ、いっくよ〜!」

「ちょ、ちょっと待ってくださ……っ!?」



声を出す暇もなく、わたしはスプレーから出た真っ白い煙に包まれてしまいました。









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