溺愛されるオッドアイ
「和真、俺は克服しろって言ったよな?避けてんじゃねぇよ」
「うっ……」
「お前、もしかして女子苦手なの?」
言葉につまる和真くんが布団の上で体育座りをすると、なにも知らない椛月がたずねた。
「……だったらなんだよ」
「べつに?」
「そう言うわりにはバカにしてる顔だろそれ!」
「さあ、好きにとれば?」
「くぅ!」
……椛月の言い方もなんだかなぁと思うけど、同じ一年生。
瑚白くんが部屋にいくなら、同い年の子がいるだけ気は楽に……
「ならお前はシスコンだ!素直になれないシスコンだ!」
「はっ……!?んなわけねぇだろが!」
ならないかもしれない。言葉づかいが悪くなってるし。
でも、言い合いする姿を見るに一泊くらいならやっていけそう……かな。
「なんか和真と弟くん、猫と犬みたいな喧嘩っ。でもよっし!おれ和椛ちゃんの隣ゲットー。和椛ちゃん、布団おれ側のほうで寝てね」
「だめに決まってんだろ!ふざけんなチャラ男!」
和真くんから新くんにまで……もう敬語を使わせるのは無理っぽい。