溺愛されるオッドアイ

暗くても近いとこにいた瑚白くんに、もう一度ごめん、と袖をつままれたから、背中を優しくたたいておいた。

「別に俺らの前ではあけても問題ねぇだろ。気にすんな」
「いや、実は……その」

Strayのみんなの前ならば、いいんだけど……。
ひとつ問題がある。

「なんだよ目あけるだの、電気消してごめんだのって」
「弟なのに、なにも知らねぇのかお前」
「だから何を」

奏くんと椛月、ハジッコからハジッコで会話され、暗さになれてきた視界で私と新くんは苦笑い。

「ごめん。目のことは両親しか知らなくて、椛月にも言ったことないの」
「そ、それ……よく今までバレなかったな」
「う、うん……」

和真くんの言う通りだ。
変なお姉ちゃんって思われたくないがために、家の中でひかくてき暗いところではウィンク状態だったから。
今の今までバレてなかったのがすごいし不思議なくらい。
でも、これを機に椛月には言わなくては。
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