溺愛されるオッドアイ

「でもまぁ?Strayに来たお姫様は思いの外強くおてんばみたいなんで助かるぜーほんとに」

おてんば……私、そんなにおてんば?

「それに夏休みにもおれらや和椛ちゃんのとこにもただの使いの不良ばっか来てるし、いつMurkinessがこぞって仕掛けてきてもおかしくないしさ。……そん時は頼りにしてっからな、お姫様」

……お姫様って柄じゃないけどな、と和真くんのつぶやきに黙って聞いていた椛月がにらむのをとめた。




その後──新くん、和真くん、私、椛月の順でお風呂に。
寝るギリギリまで、と瑚白くんは新くんの布団に足だけをいれて過ごしていた。

「……ってことで、色ちゃんのことを考え今日は早めに寝ますかねぇ」
「ならリビングの電気消すよ」

瑚白くんがテーブルのリモコンのボタンを押すと、ふわっとリビングが暗くなった。
その直前、結局新くん寄りで寝ることになった私は椛月に背を向けて片目を手でおおった。

「何で目隠し……あ、そっか。ごめん、急に消して」
「大丈夫だよ、ありがとう」
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