溺愛されるオッドアイ

Stray総長として、本当の強者にしかないであろうオーラのようなものが放たれたように感じた。
そのオーラだけで尻込みしている不良くんたちが目にはいるも、私はむしろ奏くんの言葉で気持ちがしまった気がする。

「……おい和椛。お前は自分と、そして奏先輩のことに集中しろ」
「分かった」
「あと……これ、巻いとけ」

小声で話しながら、和真くんはパーカーを脱いで差し出してくれる。
だから、私も小声でお礼を言ってすぐに腰へと巻いた。
奏くんの言葉だけで、Murkinessの面々の視線はすごくするどくなり、瀬名のゆるそうな話し方は消え去った。

「おっけ。なら話すことないや。はじめよ。……GO」

小さく瀬名が行けと指を振れば、百人以上の不良くんたちが奏くんたちと私たちへ目がけて走り出してきて、

Stray vs Murkinessの勝負が始まった──


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