溺愛されるオッドアイ

椛月の視線の方向から和真くんが走って来た。
檻の周辺はもう立ってる不良くんはいなく、なぜか檻の中に閉じ込められてる子たちも……。

「まだ奏先輩のとこ誰も来てないな、良かった……」
「ねぇ和真くん、檻に何人かいるけど……」
「俺らだけいれられたの、なんかしゃくだろ。だから蹴って突っ込んできた。縄で巻かれてないだけマシだろ」

おぉ……やられたらやり返すと。

「俺は新と瑚白の間に入る。入口から近いし、流れてくるやつ多いだろうから。いざという時は……よ、呼べ」
「うん、ありが……と!」

走って行く和真くん。
話しながらの喧嘩って思いの外出来るものなんだなぁ。
……まあStrayのみんなが強いおかげなんだろうけど。

「……スピードはいいけど、勢い任せだからフォームがきたないよ。君は──」

私の右側にいる瑚白くんはしょうもうしないやり方でその場からあまり動かずきれいに倒していってる。
……ひとりずつダメ出しをしながら。
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