溺愛されるオッドアイ

「あー……すご。その光ってる目。どう見えてんだか。女子が俺の攻撃阻止してくるとかはじめて」

うつむき不敵に笑ってる瀬名。
今のうちにと視線をおとすと、やはり瀬名は靴をはいていなかった。
裸足にコンクリート……あのペタペタとした音は裸足だったから。
足音が最小限だったにせよ、それでも気付いけたことは良かった。

目のことでもざわつかれてる声があるけども。
この際気にしない。

「和椛ちゃんそっちどうなってんの!?まだおれあんま見えないし!」
「今のうちっててきとうに手出してくるしね。軽く状況をお願いしたいんだけど」
「それが……」

新くんと瑚白くんに瀬名からは目を離さず、周りも警戒しつつ今あったことを話そうと口をひらけば、

「瀬名が暗闇を利用して俺をつぶしに来た。それを和椛が阻止(そし)したとこだ」
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