溺愛されるオッドアイ
奏くんの口からたんたんと語られ、新くんたちは『えぇ!?』、『は?』と驚きの声を出す。
もちろん、周りの不良くんたちを倒しながら。
その中で横から盛大な舌打ちが……。
「不意打ちとか……きたねぇな。しかも暗い中で万が一和椛に当たってたらどうすんだよこの野郎ゆるさない」
どんどん早口で口悪く椛月が怒りの言葉を並べた。
「君、和椛ちゃん?だっけ。おもしろいねー。黒夜の前のいい準備運動できそう」
楽しげにまた向かって来る瀬名。
走り出しが見え、私も前に走り出した。
「おい、和椛!!」
椛月の声がするけど振り返れない。
少し距離を取らないと。
離れた分、もしまた奏くんのもとへ行かれても、新くんたちがすぐ奏くんの前に入れる時間が作れるから。
「ねぇ、その目どうなってるの?光ってるだけじゃなさそうだけど!」
「さあ、ね!」