溺愛されるオッドアイ
Ⅳ お姫様誕生
✿✿
どうして私に懸賞なんてものがかけられてるの?
「懸賞とは言っても、同じくらいの歳のやつらが用意できるものなんてたかがしてれるけどな」
「なんでそんなことに?」
「お前がぶっ倒したやつらは、でけぇチームんとこのしたっぱだったんだろうな。いくらしたっぱでも見知らぬやつにやられてはチームの威厳が薄れる」
"どっかやばいとこの子たちらしくて"──トイレで女の子たちが話してた言葉が、頭の中で流れる。
本当かわからないって言ってたけど、どうやら本当だったらしい。
「でも、懸賞をかけて大事にしたほうが威厳もなにもない気がするけどね」
白髪の子がソファに寄りかかりながら言えば、奏様は頷いた。
「まさにその通りだな。けど、そいつらは大々的にしてまで、オッドアイの持ち主を探せとわめいてやがる。それくらい、躍起になってんだろうな」