溺愛されるオッドアイ

何か探し物だろうかと見つめていれば、

「ここに座れ」

ここ、と言われたのはデスクの上。
奏くんの席……だよ?そんなとこに座るなんて……。

「え、あの……」
「いいから座れ」

ソファがあるのに、なぜデスク?そう思うも、嫌とは言えない感じがして従うことにした。

座ればすぐ、和真くんがパーカーをかけてくれたように奏くんは私の足にブレザーをかける。

そして、無言のまま怪我をしてる方の足をすくい上げた。

「少し見るぞ」
「や、やっぱり?」
「見せろ、って言っといただろ」
「いやっでも大丈夫だよ?あ、赤いままだけど痛みはほとんどないの」

奏くんが最後に『後で見せろ』って言ってたのが気になりずっと赤みが消えることを願うも、結局そんな数時間で赤みが消えることはなく……。
誰かの化粧道具を借りようにも、足の裏に塗ったところで擦れてすぐ消えちゃうだろうからあきらめた。
でもまさか本当に見るなんて……。

「いいから大人しくしとけ」
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