溺愛されるオッドアイ





瑚白くんのお家にお邪魔してすぐ、瑚白くんの熱をはかり、水枕をつくって寝てもらおうとしたんだけど──

「……なんで来るの」
「抜けがけはよくないだろー?な、奏ちゃん」

肯定なのか、奏くんは口角をあげるだけ。

実は……瑚白くんがソファで熱をはかってる時に、瑚白くんのもとへ新くんからテレビ電話がきて、キッチンで水枕を作っていた私が見えたらしく。
電話の向こうにいた和真くんと新くんから『はぁ!?』と叫びがあがった五分後くらいが今。

『イヤな予感がする』と言う瑚白くんと一緒に玄関に行けば、新くんたち三人がいた。
イヤな予感は当たり、瑚白くんは即嫌そうな顔する。

「……抜けがけって、熱あるから来てもらっただけってさっき説明したよね僕。なのになんでおしかけてくるの。ありえない」
「まーまー、看病なら何人いてもいいじゃん?いいから上げろー」
「いいって言う前に上がってる……」

はぁ、と大きなため息が瑚白くんからもれた。

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