ヒミツを知るのは私だけ!?
「もしかしてずっと数えてるの?」
とりあえず水でもと冷蔵庫から持ってきて、一颯くんの隣へと座り、水を飲んだ効果はどうかと待つも……ひっく、と止まらない。
「……学校行ってからずっと止まらんくてのう。困ったもんじゃ。水ありがとう」
背中をさすったりしても止まる気配がない。
「あ!花耶おかえり。一颯、大丈夫?止まった?おれたちが帰ってきた時すでにソファにいたけど」
光のごとく壱心くんが私たちのもとへとやって来て、後ろから来た氷雨くんはキッチンへ行き、湊くんは床へと座る。一颯くんをチラ見して。
「まだ止まんねーのかよ」
「もう百が見えてきたとこじゃ……みんな、さようなら。強く生きておくれ」
大台に乗ろうとしているからかよりしょんぼりしてしまう一颯くんに湊くんは片耳だけイヤホンをしてもう一つを一颯くんの耳にはめた。