【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
どちらも一歩も引かない。

「わかりました。じゃあこうしましょう。俺もベッドに寝ます」

──まさかの展開。いや、勇凛くんならありえた。でも気が付かなかった。

勇凛くんと同じ布団の中に入るなんて……
眠れる訳ない!

「勇凛くん、ごめん、それは緊張する」

「あ、すみません、そうですよね。落ち着かないですよね」

結局、私がベッドで勇凛くんは床の布団に。

「勇凛くんごめんね」

「いえ……あの、俺やっぱり帰ります」

「え?」

「七海さんに気を使わせてしまうので」

確かに緊張はするけど、でも……

「勇凛くん、変に気を使うのをお互いやめよう」

もう他人じゃない。

私達は結婚してるんだ。

私は意を決した。

「わかりました」

その時、勇凛くんが隣に座った。

「一緒にここで寝てください」

一瞬悩んだけど、私は頷いた。

───

暗闇の中、勇凛くんと同じベッドの中にいる。

お互い逆方向を向いている。

なんでこんなに無理をしているだろうか。

たぶん、一緒にいたいからなのかもしれない。

勇凛くんは寝ているのだろうか……。

とても静かだ。

だんだんと眠気が襲ってきた。

これなら大丈夫かも……。

「七海さん」

「え?」

勇凛くん起きてたの?

その時、後ろから腕が回ってきた。

「好きです」

驚いて身動きがとれなくなってしまった。
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