【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「あんたー!来たよあの子!」

店長が出てきた。

「お?」
「婚姻届の子」

「え、何?なんかあったの?」

森川さんが驚いてる。

「おー!あの子は元気か?あのかっこいい兄ちゃん」

「はい……おかげさまで」

「無事に夫婦になれた?」

奥さんは悪気なく普通に聞いてくる。

「はい」

店長と奥さんは嬉しそうだ。

「また一緒においで」

「はい、今度連れてきます」

二人は店の厨房に戻った。

「婚姻届ってなんのこと?」

森川さんが興味津々に聞いてくる。

もうここまできたら、嘘も誤魔化しも効かない。

森川さんは勇凛くんを知ってる。

「実は──」

私は森川さんに真実を話した。

「告白された次の日に入籍?」

森川さんが今まで見たことないような顔で、やや戸惑っている。

「はい。酔った勢いで……」

森川さんは天井を見ている。

「婚姻届持ってきたんだ。あの子」

「はい。びっくりしました」

机の上の料理を森川さんは食べている。

「それは俺にはできねーわ」

「そ、そうですよね」

「出す時も嫌がらなかったんだろ?」

「困ってたとは思います」

「……でも本気だよな。あの子」

「はい。入籍してすぐに、私を妻として扱ってくれています」

勇凛くんのことを思い出して、胸が温かくなった。

「あんな若いのにすごいなー。いくつ?」

「大学生ですね」

「まじか」

森川さんはただただ驚いていた。
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