前世王子アイドルグループ~僕たちは君の一番星になりたい☆。.:*・゜

*和風王子?

 次の日の放課後、会議のために放送室へ。全員が集まり、円になるように並べた椅子に座ると会議は始まる。実は朝からビクビク怯えていた。それは、そたくんに朝出会った時「あの動画はダメ!」とだけ言われていたからだ。しかも強めに。いつも画面の中では穏やかな王子様だった。だから、初めて見るそたくんのそんな雰囲気にとても驚いた。

「あの~、動画のどこの部分がダメでした?」

 僕は恐る恐るそたくんに質問した。

「どこがダメだと思った?」

 逆に質問されたけれど、答えは見つからない。するとみずっきくんが手を挙げた。

「いつきくんが、あんまり出てこなかったところかなぁ」
「正解!」

 そたくんは言いながら思いきり頷いた。

「だけど、メインは四人だし。そんなに僕はたくさん映れる立場ではなかったし……」

 そたくんはなんとも言えない微妙な表情で僕を見つめてきた。

 気まずい雰囲気になって、溶けてしまいそうになっていると「僕もその動画いじってみたいかも~」と、予想外にしーおんくんが名乗りを上げた。

 まさかの展開に全員でしーおんくんを見る。

「一回やってみたいと思っていたし。そんなに僕が立候補するの、驚くこと?」

 ほわほわしながらしーおんくんがそう言うと、全員が同時に頷いた。それからしーおんくんは話を続けた。

「それにね、いつきんは四人と同じぐらいの時間、映像に映ってもいいと思う。だって、送ってもらった動画眺めていたら、見えた気がするんだもん。いつきんの和風王子の前世が」

――んっ? 僕の前世?

「えっ、じゃあ、いつきくんもプリレボに?」

 みずっきくんの表情はパッと明るくなった。

「えっ? 待って、僕がプリレボなんて……100%超えるぐらいに想像できないです」
「でもいつきくんは話しやすいから、プリレボに入ってくれたらうれしいな」
「みずっきくん、そう思っていてくれたんだ……うれしい、ありがとう。僕もね、みずっきくんとは一番話しやすいなって思っていたよ」

 僕とみずっきくんは顔を合わせると、えへへと笑った。
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