前世王子アイドルグループ~僕たちは君の一番星になりたい☆。.:*・゜
「でもしーおんは、星占いはすごく当たるけれど、前世が王子かどうかを当てる確率は半分ぐらいだからな、今のところ」
そたくんは腕を組みながら言った。
その話はもちろん僕も知っている。プリレボの動画配信でその話をしているのを真剣に観ていたから。
「プリレボメンバーの前世が王子だった姿は、しーおんくんが小さい時、確実に見えたんですよね? たしか、前世が王子だった人たちが他にもいたとしーおんくんは思っていたけれど、その人たちの前世は実は王子ではなかったとか……」
「そうだよ! 三人の前世は昨日のいつきんの時よりもはっきりと見えたの。ちなみに僕自身の場合は、鏡を眺めていたら、鏡に映る僕に重なるようにして僕の前世が見えてきたんだよ」
僕が質問するとしーおんくんが答えてくれた。
「前世の話とか、いつきんは僕たちのことをよく知ってるよね?」と、みずっきくんは微笑む。
――だって、四人のことが大好きだから。
と正直なことは、恥ずかしくて言えない。
「それにしても、僕の前世は、はっきりとは見えなかった……ということは、やっぱり気のせいでは?」
「気のせいなのかなぁ。でも見えた気がしたんだよね」
しーおんくんは首をかしげた。
「僕の前世が王子の確率が100%ではなく、半分ぐらいの確率なら、僕がプリレボに加入するのは、ファンの人たちや世間が微妙な雰囲気になるのでは?」
僕は顎に手をやり真剣に考えた。
「いや、なんで葉月がプリレボに加入する話になってるの?」
れんくんが声を低くしてそういった。僕も同意の意味で何回も頷いた。
れんくん、もしかして怒ってるのかな?
れんくんをチラッと見ると思った通り、ムッとした表情をしていた。
「れんくん、ごめんなさい」
迷わずあやまりの言葉が僕の中から出てきた。
「なんで俺にあやまる?」
「だって、僕なんかが憧れのプリレボに入れるなんて、そんな図々しい発言を……」
「葉月がどうのではなくって、俺たちはどんな時もずっと四人で頑張ってきて……」
れんくんは眉を寄せ、何か不満があるような表情をする。
話の途中でそたくんは、両手を合わせパチンとならすと空気を明るく変えた。
「さて、話を戻そうか。じゃあ、とりあえずしーおんはいつきんが編集してくれた映像で、いつきんが映っているシーンを増やす作業をしてみる?」
「してみる。でもね、編集の仕方が分からないなぁ」
「あの、僕、教えましょうか?」
編集ならできるから、僕でも教えることはできる。でも僕がプリレボのメンバーに何かを教えるとか、図々しかったかな。プリレボにはもっと上手に編集できる知り合いがいそうだしな――。
「うん、教えて? じゃあ、週末、僕たちの家で教えてほしいな」
「プリレボの家でですか!?」
しーおんくんの返事にほっとした。と、同時にまさかのプリレボが全員住んでいるお城で作業を?
と、そんな感じでれんくんの反応がずっと気になったままだったけれど、週末プリレボが住んでいるお城におじゃますることになった。
その日が来るまで僕はどんなお城かなと毎日想像ばかりして、ドキドキしていた。
*
そたくんは腕を組みながら言った。
その話はもちろん僕も知っている。プリレボの動画配信でその話をしているのを真剣に観ていたから。
「プリレボメンバーの前世が王子だった姿は、しーおんくんが小さい時、確実に見えたんですよね? たしか、前世が王子だった人たちが他にもいたとしーおんくんは思っていたけれど、その人たちの前世は実は王子ではなかったとか……」
「そうだよ! 三人の前世は昨日のいつきんの時よりもはっきりと見えたの。ちなみに僕自身の場合は、鏡を眺めていたら、鏡に映る僕に重なるようにして僕の前世が見えてきたんだよ」
僕が質問するとしーおんくんが答えてくれた。
「前世の話とか、いつきんは僕たちのことをよく知ってるよね?」と、みずっきくんは微笑む。
――だって、四人のことが大好きだから。
と正直なことは、恥ずかしくて言えない。
「それにしても、僕の前世は、はっきりとは見えなかった……ということは、やっぱり気のせいでは?」
「気のせいなのかなぁ。でも見えた気がしたんだよね」
しーおんくんは首をかしげた。
「僕の前世が王子の確率が100%ではなく、半分ぐらいの確率なら、僕がプリレボに加入するのは、ファンの人たちや世間が微妙な雰囲気になるのでは?」
僕は顎に手をやり真剣に考えた。
「いや、なんで葉月がプリレボに加入する話になってるの?」
れんくんが声を低くしてそういった。僕も同意の意味で何回も頷いた。
れんくん、もしかして怒ってるのかな?
れんくんをチラッと見ると思った通り、ムッとした表情をしていた。
「れんくん、ごめんなさい」
迷わずあやまりの言葉が僕の中から出てきた。
「なんで俺にあやまる?」
「だって、僕なんかが憧れのプリレボに入れるなんて、そんな図々しい発言を……」
「葉月がどうのではなくって、俺たちはどんな時もずっと四人で頑張ってきて……」
れんくんは眉を寄せ、何か不満があるような表情をする。
話の途中でそたくんは、両手を合わせパチンとならすと空気を明るく変えた。
「さて、話を戻そうか。じゃあ、とりあえずしーおんはいつきんが編集してくれた映像で、いつきんが映っているシーンを増やす作業をしてみる?」
「してみる。でもね、編集の仕方が分からないなぁ」
「あの、僕、教えましょうか?」
編集ならできるから、僕でも教えることはできる。でも僕がプリレボのメンバーに何かを教えるとか、図々しかったかな。プリレボにはもっと上手に編集できる知り合いがいそうだしな――。
「うん、教えて? じゃあ、週末、僕たちの家で教えてほしいな」
「プリレボの家でですか!?」
しーおんくんの返事にほっとした。と、同時にまさかのプリレボが全員住んでいるお城で作業を?
と、そんな感じでれんくんの反応がずっと気になったままだったけれど、週末プリレボが住んでいるお城におじゃますることになった。
その日が来るまで僕はどんなお城かなと毎日想像ばかりして、ドキドキしていた。
*