クズにはクズのやり方で
「はぁ? 本間くん、なにを言い出すの? 三人って。京極さんも予定とかある…でしょ? ねぇ?」

 京極さん、これで断れるでしょ。

 断ってくれ! と私は心の中で叫んだ。

 だが、私が思っていた返答とは程違かった。

「いいですね。じゃあ、三人で食事でも行きましょう。予約は僕の方で取っておきます。連絡先、教えてください」

 京極さんはズボンのポケットからスマホを取り出して、LINEのQRコードを出した。

「あ、すいません。俺、LINEしてないんですよ。めんどくさくて……インスタならやってるんで。これで」

 本間くんはLINEは使っていない。

 なんでだ。

 結局、インスタでの交換になった。

 京極さんはインスタはインストールと登録だけはしていた。

 あとから聞くと、インスタで情報得られるからと元カノに言われて、登録だけした。

 意外にもインスタは便利になり、料理などを検索して見ていたとのこと。

「……じゃあ、俺はこれで。じゃあ、決まったらメッセージ下さい。じゃあ、また。鳳凰さん」

 本間くんはスマホを持ったまま手を振って、帰っていた。
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