「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」


 おじさんたちは帰り、環奈たちが最後の客になった。

「楽しかったですね。
 っていうか、新浜さんがゲームするの意外でした」

「こいつはなんのゲームでも好きだよ。
 ボードゲームとかも」
と西山が言う。

 ……人間、苦手なのに?

「ゲームのときだけ湧いてくるんで、こいつを好きな女子たちは、次々新しいボードゲーム買ってたな」

「モテそうですもんね、新浜さん」
と環奈は言う。

 モテるかどうかに特に興味はないらしい新浜は、そこはさらっと
流し、

「チェスとかも好きだよ。
 今度やる?」
と環奈に訊いてきた。

「チェス、格好いいですよね。

 やってみたいんですけど。
 やったことないんで。

 西山さんは?」

「俺は新浜よりだいぶ弱いんで」

「課長は?」

「ないな」
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