婚活嫌いのパイロットは約束妻に恋をする
「中途半端に伝えても混乱するかと思って、すべての準備が整ったらきちんと話すつもりでいたんだ。そのせいで蕗に不信感や不安を抱かせてしまって……悪かった」
本末転倒だ、と彼は申し訳なさそうに付け加えた。
最近やたらと電話などの連絡が多かったのはそのせいだったらしい。
さらに最近以前より忙しくなっていたのは、広報活動の一環で出演していた動画を後輩に引き継いでいくためだったという。
「謝らないで。私も、琉生さんに心配をかけるかもしれないと思って話していなかったことがあって……」
口ごもりながら切り出した私の手を琉生さんの大きな手が安心させるように包んだ。
「教えて」
促されて、瑛斗からこれまで幾度となく届いていたメッセージについて話し、画面を見せた。
昨日送付されてきた画像を見た彼は眉をひそめる。
「確かにこんなのが届いたら心配になるし、疑うよな。怖かっただろ、悪かった。まさか撮影されていたとは……」
「従弟が、ごめんなさい」
「蕗は悪くないから謝らなくていい」
頭を下げかけた私を即座に止めて、琉生さんが私を自身の胸に抱き込む。
本末転倒だ、と彼は申し訳なさそうに付け加えた。
最近やたらと電話などの連絡が多かったのはそのせいだったらしい。
さらに最近以前より忙しくなっていたのは、広報活動の一環で出演していた動画を後輩に引き継いでいくためだったという。
「謝らないで。私も、琉生さんに心配をかけるかもしれないと思って話していなかったことがあって……」
口ごもりながら切り出した私の手を琉生さんの大きな手が安心させるように包んだ。
「教えて」
促されて、瑛斗からこれまで幾度となく届いていたメッセージについて話し、画面を見せた。
昨日送付されてきた画像を見た彼は眉をひそめる。
「確かにこんなのが届いたら心配になるし、疑うよな。怖かっただろ、悪かった。まさか撮影されていたとは……」
「従弟が、ごめんなさい」
「蕗は悪くないから謝らなくていい」
頭を下げかけた私を即座に止めて、琉生さんが私を自身の胸に抱き込む。