響け!非日常のブリランテ
「は?違ぇよ!」

アントーニョは顔を真っ赤にして否定したものの、オルハンが「もう一回乗ってみるかい?今度は僕が隣に座って泣いてるかどうか確認してあげるよ」と言うと俯いて黙り込んだ。よほど怖かったのだろう。

「初めてのことばかりでドキドキしますね!僕もジェットコースターはちょっと怖いです」

カナタが答えると、リズも隣で頷いた。

「あんなにスピードが早い乗り物はちょっと……」

「回転したり、急に落ちて行ったりしたからね。二人とも疲れてないかい?」

レオンハルトの問いに、カナタとリズは「大丈夫です!」と答える。疲れている様子は全くない。

「お待たせ致しました〜」

そこへ、注文していた料理が届いた。カナタがテーブルに並んだ料理を見て、「おいしそう!」とはしゃぐ。今回、料理はマーガレットの要望で取り分けて食べる形となっている。レオンハルトは隣にいるアントーニョに声をかけた。

「トーニョ、どれもおいしそうだよ。どれが食べたい?」

「……グリルドビーフ。あとサラミソーセージのピザ」

レオンハルトが取り分けた料理を、アントーニョは恐る恐るといった様子で一口食べる。すると「うま!」と彼は言い、勢いよく食べ始めた。元気を取り戻したようだ。
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