響け!非日常のブリランテ
「レオニー!!」

フリードリヒが取り乱す。レオンハルトは「大丈夫ですよ」言った。

「彼女は眠っているだけです。あなた方がリズを眠らせたのと同じ麻酔薬で」

その言葉にフリードリヒは口を閉ざす。レオンハルトはゆっくりとフリードリヒに近付いた。そして彼の肩に手を置き、小声で囁く。

「この事件、本当はリズを人間オークションに出品することが目的ではないだろう?首謀者は誰なんだい?本当の目的は?」

フリードリヒの肩に置いた手に力が入る。フリードリヒは「し、知らない!!」と首を横に振った。

「俺とレオニーは諸事情で金が必要なんだ。金に困ってるって話をエリアスさんにしたら、「リズ・ポッターという人間の女を捕まえて閉じ込めておけ。そうしたら大金をやる」って言われたんだ。俺とレオニーは何も知らない!!」

必死に訴えるフリードリヒをレオンハルトは観察する。呼吸の乱れや目の動きは、心から動揺しているように見えた。
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