ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
わたしは、小さくお礼を言いながら地面に着地した。

まっすぐ言われると……本当に恥ずかしい。

頬が、赤くなっている気がする……

そんなわたしの様子に気づかなかったのか、葵央さんははっとしたように言う。



「あ、俺、練習再開するな!」

「そ、そっか。頑張ってね」

「おう!」



葵央さんは、元気に頷いて走り去っていく……

でも、途中でバランスを崩してからは、慎重に歩いて行った。

そんな葵央さんに、ふふっ、と思わず笑顔になる。

なんだか、気分転換になった気がするな。

わたしは、ゆっくりと床に座った。



「月の妖精……精霊、かぁ」



聞いてすぐは照れて気づかなかったけど……

発想を変えればいいのかもしれない。
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