ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
「な、なんだこれ!? なんか急に軽くなった!?」

「その……わたしの神聖術だよ。『月』だから……月みたいに重力を軽くできないかなって試したら、できちゃって……」

「そうなのか!? めっちゃすごい!!」



葵央さんは、すぐに立ち上がってキラキラとした目でわたしを見てくる。

なんだか……少し照れてしまうなっ。

わたしは恥ずかしくなりながらも、誤魔化すように言う。



「そ、そんなことないと思うけど……まだ、これくらいしかできないし」



ほら、と強くジャンプしてみると、それなりに高いところまで到達する。

高い場所だからか、周りがよく見える。

そのまま、ふわりふわりと地面に降りていく。



「全然すごいぞ! なんか、月の妖精? 精霊? そんな感じで、すごく綺麗だ!」

「あ、ありがとう……」
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