ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?
葵央さんは、不思議そうな顔をしながら首を傾げる。

その様子が面白くて、なんだか笑ってしまった。

あんなにいいアドバイスだったのに……たまたまだったんだ。



「ま、まぁとにかく、俺もなんとか神聖術を使えるようになったんだ!」

「そうなんだ。わからないって言ってたけど……よかったね」



わたしの言葉に、葵央さんは明るく笑う。

『天秤』って……難しそうだけど、どうなんだろう。

どんな感じなのか、少し気になってしまった。



「どんな使い方をするの?」

「それはな、なんか……相手の悪行とかをはかって、それに合う罰を与えるって感じだな! 他にも、筋力を代償に速さを上げたりとか……いろいろできたぞ!」



すごい……いろいろなことができるんだ。

わたしの神聖術なんかよりも、ずっと使いやすそうに聞こえる。

少し羨ましいな、なんて考えていると、あっという間に食堂についていた。
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