Bella Notte
疲れとなぜかほっと安心した気持ちが出てきて、しばらくすると深い眠りへ落ちていった。
穏やかな波が優しく砕ける音が聞こえてきて。
柔らかなベッドで寝返りを打とうとして何か重いものに邪魔されてうっすらと意識が戻る。
ココナッツオイルの香りが室内に広がっていて。
だんだんと意識がはっきりしてくると、自分の体に逞しい腕が絡みついているのがわかる。
(え、また……?)
1度目はまだ桜井は遠慮していて未遂で終わった。
(それでも結構危なかったけど)
起こさないように、そっと背を向けて腕からすり抜けようと試みるけれど。
「ん……」
夢現のままその腕できつく後ろから抱き寄せられる。
(いや、桜井、上半身裸って)
自分の格好を見てみると、露出の高いイブニングドレス1枚になっていて触れ合う素肌が心地よく。
(ダメだよこのままだとまた)
1人考えていると、後ろから肩に顔を埋めながら耳元で囁く声がする。
「ダメ、逃げないで」
切ない吐息と共に伝えられる熱。
「わ、分かった。逃げないから、1回離して」
やっとのことでベッドから抜け出して、月光の差し込む大きな窓の側にあるソファーへ避難する。
「桜井、ここはどこ?」
ヘリコプターで移動したのは覚えているけど、その後の記憶が全くない。
穏やかな波が優しく砕ける音が聞こえてきて。
柔らかなベッドで寝返りを打とうとして何か重いものに邪魔されてうっすらと意識が戻る。
ココナッツオイルの香りが室内に広がっていて。
だんだんと意識がはっきりしてくると、自分の体に逞しい腕が絡みついているのがわかる。
(え、また……?)
1度目はまだ桜井は遠慮していて未遂で終わった。
(それでも結構危なかったけど)
起こさないように、そっと背を向けて腕からすり抜けようと試みるけれど。
「ん……」
夢現のままその腕できつく後ろから抱き寄せられる。
(いや、桜井、上半身裸って)
自分の格好を見てみると、露出の高いイブニングドレス1枚になっていて触れ合う素肌が心地よく。
(ダメだよこのままだとまた)
1人考えていると、後ろから肩に顔を埋めながら耳元で囁く声がする。
「ダメ、逃げないで」
切ない吐息と共に伝えられる熱。
「わ、分かった。逃げないから、1回離して」
やっとのことでベッドから抜け出して、月光の差し込む大きな窓の側にあるソファーへ避難する。
「桜井、ここはどこ?」
ヘリコプターで移動したのは覚えているけど、その後の記憶が全くない。