ドウキは、とまらない?
肩を揺すって一応ハルを起こしてみる。自分よりデカいモノは持ち上げられないから、ダメだったらそのまま放置しよう。
「……ん~? 朝?」
なんとか起きて縦になったハルが、ぼやや~んとした顔であたしを見る。寝起きだから、いつにも増してボケボケだ。
「うん、まだ5時で少しだけ寝れるから、あたしも自分の部屋に行ってちゃんと寝るし、アラーム掛けといてあげよっか?」
「……ん~、お休みぃ……」
ジリジリとよじ登って、ベッドになんとか転がったハルが、そのまま寝落ちする。仕方なくあたしは、ベッドサイドのアラームを9時にセットして、自分の部屋に戻り三時間だけ寝た。
株式会社Re:社 第三営業部に勤めて二年目、月の半分は出張になってしまう営業職の中でも、三課に所属しているあたしとハルは、営業部の中では楽な課にいるらしい。