ドウキは、とまらない?
「飛行機問題なければ、同期会久々にスタートから参加出来るね!」
「あっ、あぁぁぁ……、今日同期会だ、さくらヤバい、財布にお金ない……」
「はぁ? ……魔法のカードは?」
と言っても、ただのクレジットカードの事だけど。これないと、面倒くさい仮払いを何回もしなければならないので、営業には必須アイテムの『魔法のカード』だ。他の電子マネー多用すると、結局後でまとめる時に死ぬ。
「この前の大型催事の時の、ザルだらけの先輩達のでアウト、来月まで魔法使えない」
「マジか……、仕方ない、仮払いするしかないね」
「うあぁぁぁ……、仮払い、レシート、領収書……」
ハルは、悲痛な顔して頭を抱えた。溜《た》まりにたまった経理への提出領収書。こまめに整理出来ているなら、営業なんてやってない。
「……飛行機内で、手伝ってあげるから」