ドウキは、とまらない?

 あっ……。

 息が出来なくて、苦しくなって、あたしはギュウッと負けないように、ハルの背中を抱きしめた。


 ドキン、ドキンッ…―――


 身体中が熱くて鼓動が、速い……。

 少しして、肩をつかむハルの手が、ゆっくりと彼の胸の中からあたしを離す。真っ直ぐに見つめるハルの瞳に、あたしの顔が映っていた。


「さくらの悩み、オレも色々考えるし、悩むし、一緒に頑張らせて?」

「……っ、……ハル? そんな、簡単じゃないかも知れないよ?」

「うん、……ダメでも、オレは、さくらと一緒にいたい」

「……っ」


 ハルの泣きそうな笑顔と優しさが胸にしみて、ヤバい、涙が止まらない……。



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