ドウキは、とまらない?

「……さくら」


 ぎこちなく、優しく触れるハルの唇が、ゆっくりと重なって、確かめるように、あたしを求め始める。





 好き…―――


 ハルが、好き。こんな風に思う日が来るなんて、不思議だな。


「……ん」


 ゆっくりと長いKISSの後。


「……」

「さくら? オレ……」


 ハルの唇が、耳元で何かを囁こうとした、その時…―――


 あたしとハルのスマホの目覚ましが、けたたましく室内に鳴り響いた。


「「!!??」」


 あたし達は、同時に飛び上がって、お互いを見つめた。



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