ダイヤの首輪─先生の歪んだ愛に囚われて─
 その後、恐ろしくて家に帰ってしまった。

 先生にあんなに似てる子、何者なの?

 そしたら先生から着信があった。

『今から会える?』
「はい……」

『……どうした?』

 ……なんか少し言いづらい。

「いえ、なんでもないです」

 私はそのまま先生を待っていた。
 先生はそのあとすぐにきた。
 先生のそばに駆け寄る。

 先生の姿を見て安心した。
 助手席に座ってほっと息をついた。

 その後ドライブに連れて行かれた。
 先生の横顔を見ると、やっぱりあの子に似ている。

「先生って、兄弟います?」
「いない」

 うーん。
 他人の空似にしては、似すぎている。
 急に車が止まった。

「なにがあった?」

 目、目が怖い!!
 私は目を逸らしてしまった。

「言え」

 余計な事を言うんじゃなかった……!

「今日、本屋で先生そっくりの男の子と会ったんです……」

 その時、先生の表情が固まった。

「遼か?」

 え?

「知ってるんですか?」

 先生は考えこんでいた。

「俺の従弟だよ……」

 衝撃的な事実だった。
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