傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
「そうだな。それが手っ取り早い方法ではあるが」


子どもって…、そんなことのために生まれてくるものじゃないのに。

自分たちの利益のためなんて、その子がかわいそうすぎる。


聞いているだけで、吐き気がした。


「澪、家出してサボっていた分はきっちり働いてもらうからな」


お父さんにそう言われ、その夜わたしは遅くまで家中の掃除をさせられていた。


――わたしはまた、この狭苦しい鳥籠の中へと閉じ込められたのだった。
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