色褪せて、着色して。~黒薔薇編~
そこのオンナア!
てっきり、屋敷まで送ってくれるのかと思っていたので。
私は、その場でしばらく立ちつくしてしまった。
侯爵は自分の訊きたい質問を聞けて満足したのだろう。
私のことなんかすっかり忘れてしまって、置いてけぼりをくらった。
戻って来る様子もない侯爵に。
やっぱ蘭殿下の親だなあと目を細めて。
ため息をついた。
戻るか…と歩き出したのところで。
後ろから、「そこのオンナア!」と声をかけられる。
若い男の声だった。
振り返ると、3人の男が立っている。
青…紺色の騎士の制服を着た男3人だった。
一人は、一瞬女性かなと見間違えるような美形だった。
もう一人は、私を指さしている。
2人から一歩下がって見ているのは、ゴリラそっくりの顔をした背の低い男だった。
3人とも20歳前後といったところだろうか。
「スペンサー騎士団の領地に潜り込むなんて良い度胸だなあ」
「…はあ?」
私は、その場でしばらく立ちつくしてしまった。
侯爵は自分の訊きたい質問を聞けて満足したのだろう。
私のことなんかすっかり忘れてしまって、置いてけぼりをくらった。
戻って来る様子もない侯爵に。
やっぱ蘭殿下の親だなあと目を細めて。
ため息をついた。
戻るか…と歩き出したのところで。
後ろから、「そこのオンナア!」と声をかけられる。
若い男の声だった。
振り返ると、3人の男が立っている。
青…紺色の騎士の制服を着た男3人だった。
一人は、一瞬女性かなと見間違えるような美形だった。
もう一人は、私を指さしている。
2人から一歩下がって見ているのは、ゴリラそっくりの顔をした背の低い男だった。
3人とも20歳前後といったところだろうか。
「スペンサー騎士団の領地に潜り込むなんて良い度胸だなあ」
「…はあ?」