恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで

Prologue

 異性みんなにいい顔をするような、軽い男は嫌い。

 だから、そういうタイプの彼とは、この先も関わることはないと思っていた。

 それなのに、ある出来事をきっかけに彼と接点が生まれ、それから何故か彼は私に執着するようになっていく。

 何度断っても、距離を取ろうとしても変わらない。

 そして、きついことを言って遠ざけた私が困っている時には必ず現れて、手を差し伸べてくれる彼。

 どうして?

 どうしてそんなに優しくするの?

 どうして、私をそこまで想ってくれるの?

 誰にでも優しいだけの人だと思っていたのに。

 彼の一途すぎる行動の一つ一つが、少しずつ確実に、私の心を揺らしていく――。
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