恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで【完】
荒れていた呼吸がゆっくりと静まっていくも、重なっていた体温はまだ消えず、来海はそのまま充輝の胸に頬を寄せていた。
そして、耳元で聞こえる規則的な鼓動に、さっきまでの熱が嘘のように落ち着いてきていた、そんな中、
「……ごめん」
突然向けられた謝罪の言葉に来海は顔を上げる。
「……どうして、謝るの?」
不思議そうに尋ねる来海に充輝は少しだけ目を伏せると、どこか後悔を滲ませた表情を浮かべていた。
「……その、さ……ゴム、着けないまま……しちゃったから……」
その言葉に来海は一瞬だけ驚いたように瞬きをしたけれどすぐに首を横に振った。
「……充輝のせいじゃないよ?」
「でも――」
「だって、私がしてって言ったんだもん」
そうはっきりと言い切る来海の声は小さいのに強く、充輝は言葉を失いそのまま彼女を見つめる。
そして来海は少し照れたように視線を落としながらも胸の奥にあった本音を口にした。
「……充輝なら大丈夫だって思えたし……、充輝は沢山、想いを伝えてきてくれたから……私もそれに応えたかったし、何よりも……充輝を、直接感じたかった…………だから、無しでいいって言ったんだよ…………全部、受け止めたかったの」
来海が口にしたその一言一言がどうしようもなく嬉しくて――同時に守らなければならないものの大きさを再確認した充輝は思わず感極まって瞳が潤み、
「……来海……」
掠れるように名前を呼びながら強く抱きしめた。
大切で、絶対に手放したくない。
そんな想いが、腕にこもる。
「……絶対、……絶対に幸せにするから」
「うん……」
「二人で、幸せな家庭を作っていこう」
二人の間には不安も迷いも無い。
互いの温もりを確かめ合うように寄り添い、幸せに包まれながら二人は眠りの世界へ落ちていった。
そして、耳元で聞こえる規則的な鼓動に、さっきまでの熱が嘘のように落ち着いてきていた、そんな中、
「……ごめん」
突然向けられた謝罪の言葉に来海は顔を上げる。
「……どうして、謝るの?」
不思議そうに尋ねる来海に充輝は少しだけ目を伏せると、どこか後悔を滲ませた表情を浮かべていた。
「……その、さ……ゴム、着けないまま……しちゃったから……」
その言葉に来海は一瞬だけ驚いたように瞬きをしたけれどすぐに首を横に振った。
「……充輝のせいじゃないよ?」
「でも――」
「だって、私がしてって言ったんだもん」
そうはっきりと言い切る来海の声は小さいのに強く、充輝は言葉を失いそのまま彼女を見つめる。
そして来海は少し照れたように視線を落としながらも胸の奥にあった本音を口にした。
「……充輝なら大丈夫だって思えたし……、充輝は沢山、想いを伝えてきてくれたから……私もそれに応えたかったし、何よりも……充輝を、直接感じたかった…………だから、無しでいいって言ったんだよ…………全部、受け止めたかったの」
来海が口にしたその一言一言がどうしようもなく嬉しくて――同時に守らなければならないものの大きさを再確認した充輝は思わず感極まって瞳が潤み、
「……来海……」
掠れるように名前を呼びながら強く抱きしめた。
大切で、絶対に手放したくない。
そんな想いが、腕にこもる。
「……絶対、……絶対に幸せにするから」
「うん……」
「二人で、幸せな家庭を作っていこう」
二人の間には不安も迷いも無い。
互いの温もりを確かめ合うように寄り添い、幸せに包まれながら二人は眠りの世界へ落ちていった。