恋に臆病な私と恋を知らなかった御曹司の距離が、ゼロになるまで【完】
「――ッんぁぁっ!」

 充輝のモノが膣内へ入った瞬間、来海は気持ち良さそうに声を上げた。

 既に濡れていたこともあって、待っていたかのように奥へと誘い、充輝のモノが滑り込んでいく。

「……ッく、」

 それに、いつもは避妊具越しに感じていた温度を今は直接感じられていることから、これまでとは比べ物にならないくらいの気持ち良さが互いを支配していた。

「……っ、み、……つき、……もっと……ッ」

 快感が来海を積極的にさせているのか、求められた充輝は余裕を無くし、腰を打ち付けるように動かしていくと、

「――ッあ! ゃ、あっ!」

 来海は嬌声を上げながら善がり、いつも以上に乱れた姿を晒していき、そんな来海に充輝は興奮し、優しくしなければという思いが頭にはあるものの徐々に薄れてしまう。

 腟内を掻き回され、奥深くを突かれ、腰は浮いて声も大きくなり、来海の身体は幾度となく限界を迎えそうになる。

 それなのに、まるでそれを許さないかのように充輝が絶妙なタイミングで腰の動きを止めることによってイキたいのにイケないもどかしさが来海を襲う。

「……や、……とめ、……ない、でッ」
「――分かってる、けど……このままだと俺も……すぐイキそう……」

 一方の充輝も普段とは違う感覚と興奮からすぐに達してしまいそうで、もっと深く長く繋がり合いたい思いからついつい動きを止めてしまうだけで決してわざとやっている訳では無かった。

 充輝は迫り来る快楽に身を委ね、来海が気持ち良くなれるよう腰を振るう。

「やっ、んああっ! ダメ、もうっ、!」

 そして、幾度となく与えられる刺激に来海の腟内がギュギュッと締まったのに加え、ドクドクと充輝のモノが脈打つ感覚を感じていき、

「ひっ……んああぁあっ!」
「くぁっ、来海……!」

 来海の喘ぎ声に充輝の興奮の極みは最高潮に達し、来海のナカに自分の想いと愛の全てを流し込んでいった。
< 163 / 170 >

この作品をシェア

pagetop