君と一緒に明日へ行く

その後 side優斗

「優斗じゃーね。」
今俺は彼女とデートして解散したばかりだ。
俺たちは中学一年生の時に俺が告白して付き合い始めてもう5年がたつ。
でも俺は最近何か物足りないと感じていた。
カノジョのるちなは好きだ愛してる。だけど本当に俺るちなに告白したのか。初恋の子ってこの子だったのかって最近疑い始めてる。
もともとは二人で仲良くて親友関係だったんだけどもう一人誰かいた気がするんだよな。誰だっけ。
あ、そういえばもうすぐ記念日だ。もう俺らの大人だからプロポーズでもしようかな。指輪となんか服でもプレゼントしよう。
でもどんな服をプレゼントしよう。
『なら白いマフラーがいいよ。この前るちなちゃんがお気に入りの白いマフラーが破れちゃって困ってたから。』
まただこの声だ。
じつは一回だけ俺らが別れそうになった時があったんだけどその時もこの声に助けられた。
なんだか懐かしい感じがあるこの声なんなんだろう。
でも俺はその声に従って真白なマフラーと指輪を買った。
そして記念日の日俺たちはカフェに入った。
「これ俺からの記念日のプレゼント。」
「え、ありがとう。ちょうど白いマフラーが欲しいと思ってたの。」
やっぱり。あの声の通りにすると毎回成功する。
するとるちなはマフラーをが入っていた紙袋をのぞいて顔を赤らめた。
やっべばれた。こっちまで顔が赤くなっちまったじゃねぇかよ。
「優斗ありがとう私とっても嬉しい。実は私からもプレゼントがあって。はいこれ。」
俺はるちなが渡してきたものを受け取った。
「え、これって。」
中に入っていたのは俺が欲しいと思っていたカバンだった。
「なんでわかったの?俺るちなに言ってなかったよね。」
「実は私が記念日のひなに渡そうか悩んでた時頭の中に声が響いて優斗がこれを欲しいって思ってることを教えてくれたの。」
「実は俺も。俺らがわかれそうになった時あるじゃんあれもあの声のおかげ。なんだか懐かしい声じゃない?」
「わかる。懐かしいよね。しかも何か大事な人だった気がする。」
俺たちは一緒に考えた。
「ちょっと中学の時の写真見てみるね。・・・・・・まってこのへん見てみて。」
るちなが見せてくれた写真を見ると二人の写真が写っていた。だけどなぜか毎回真ん中に誰かいるのかってくらいの隙間が空いていた。
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