海姫物語
姫奈の言葉を遮るようにエリクが抱きしめてきた。
ふたりの鼓動が重なり合い、同じ時を刻んでいることがはっきりとわかる。
それなのにエリクはふたり一緒にいる道を選ぼうとはしない。
姫奈には理解できないことだった。
「もう行こう」
エリクが静かな声でそう言ったのだった。
☆☆☆
本土の砂を踏んだ時、エリクは頬を赤らめて満足感の高いため息をついた。
「この感触。すごいな」
一歩歩くごとに足の指の間から砂が出てくる。
サラサラとして細かな粒子が足裏に心地ちいい。
けれど長時間そこにいると熱くなってきてとても立ってはいられない。
そのどれもが初めての経験で胸がドキドキした。
「すごい人」
ふたりの鼓動が重なり合い、同じ時を刻んでいることがはっきりとわかる。
それなのにエリクはふたり一緒にいる道を選ぼうとはしない。
姫奈には理解できないことだった。
「もう行こう」
エリクが静かな声でそう言ったのだった。
☆☆☆
本土の砂を踏んだ時、エリクは頬を赤らめて満足感の高いため息をついた。
「この感触。すごいな」
一歩歩くごとに足の指の間から砂が出てくる。
サラサラとして細かな粒子が足裏に心地ちいい。
けれど長時間そこにいると熱くなってきてとても立ってはいられない。
そのどれもが初めての経験で胸がドキドキした。
「すごい人」