海姫物語
その時、姫奈が初めて持ったスマホがテーブルの上で震えた。
民泊の旦那さんがなにかと不便だからと、ふたりに買ってくれたものだ。
ピンク色のそれの扱いには以外とすぐに慣れて、今は動画を見ることが趣味になっていた。
「お父さんからラインだ!」
《明日会えるのが楽しみだ。今日は眠れないかもしれない》
その文面に自然と表情がほころぶ。
この1年間家族はバラバラに過ごしてきた。
お咎めなしと決まってからも両親がすぐに施設に戻ってくることはなく、事後処理に追われていたのだ。
まずはちゃんと研究を行うことの許可を取るところからの再出発だった。
「なんか緊張してきた」
民泊の旦那さんがなにかと不便だからと、ふたりに買ってくれたものだ。
ピンク色のそれの扱いには以外とすぐに慣れて、今は動画を見ることが趣味になっていた。
「お父さんからラインだ!」
《明日会えるのが楽しみだ。今日は眠れないかもしれない》
その文面に自然と表情がほころぶ。
この1年間家族はバラバラに過ごしてきた。
お咎めなしと決まってからも両親がすぐに施設に戻ってくることはなく、事後処理に追われていたのだ。
まずはちゃんと研究を行うことの許可を取るところからの再出発だった。
「なんか緊張してきた」