海姫物語
その声は低く、すっかり大人の男の声だった。
「君は誰?」
気がつくとその相手が器用に立ち泳ぎしながら姫奈の前にいた。
濡れた前髪がおでこに張り付いている。
月明かりに照らされた顔はとても凛々しく、聡明にみえた。
整った鼻筋に海水が落ちていく。
ぼぅっと見惚れていると男がはにかんだ。
両方の口元にエクボが見えてドキッとする。
エリクとは違う、大人っぽくてだけど可愛らしい顔。
「よかったら、一緒に花火をしない?」
そう聞かれて姫奈は浜辺へ視線を向けた。
手持ち花火はまだ残っているようで、次々に火がつけられていく。
1度でいいからやってみたいという好奇心が湧き上がってくる。
「君は誰?」
気がつくとその相手が器用に立ち泳ぎしながら姫奈の前にいた。
濡れた前髪がおでこに張り付いている。
月明かりに照らされた顔はとても凛々しく、聡明にみえた。
整った鼻筋に海水が落ちていく。
ぼぅっと見惚れていると男がはにかんだ。
両方の口元にエクボが見えてドキッとする。
エリクとは違う、大人っぽくてだけど可愛らしい顔。
「よかったら、一緒に花火をしない?」
そう聞かれて姫奈は浜辺へ視線を向けた。
手持ち花火はまだ残っているようで、次々に火がつけられていく。
1度でいいからやってみたいという好奇心が湧き上がってくる。