麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

 見たところ、リードと同じく獣人のようだ。

 陽の光を受けてキラキラ輝く透明感のあるブロンドの髪の毛は、腰までふわふわ伸びて風に靡き。

 髪の毛よりハッキリとした金色の瞳をした目は、長いまつ毛に縁取られている。

 鼻筋は通り、唇はふわふわ柔らかそうで思わず触れたくなる。

 グリーンの色味を基調としたドレスが、とてもよく似合っていた。

 彼女は、何やら嬉しそうに隣のリードネストを見上げ、頬を染めている。リードネストは.....不思議なほど仏頂面で、表情をピクリとも変えていない。
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