麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
モモネリアは、早速プレゼントを綺麗にリボンで包んだ。そのまま、侍女のハルカにリードネストの居場所を尋ねる。
「旦那様でしたら、先ほど庭のほうに向かわれたと聞いております。ただ....」
「ありがとう!」
「....あっ!!モモネリアさま!!」
ハルカが、何か言いかけていたのを最後まで聞かずにモモネリアは急いで庭に向かった。どうしても早くリードネストにこれを渡したくて、はやる気持ちを抑えられなかった。
庭に続く道を足早にすすみ、角を曲がったところで、リードネストの後ろ姿が見えた。
「リー.....。あれ、は......?」
声をかけようとした瞬間、モモネリアは固まった。リードネストの腕に、可愛らしいクリーム色の垂れ耳を揺らした美しい女性が絡みついていたからだ。