初恋の人がいきなり上司で、訳あり同居生活
「俺が相手ではダメか?」

すぐに返事ができず固まってしまった塔子に、雄平が不安そうな顔をする。
反射的に、塔子は首を振った。

「違うの。ただ……」
「ただ?」

その先を促すように、雄平が塔子を見る。

「私でいいの?」

社会的な立場からいっても、自分が雄平に釣り合う人間だとは思わない。
むしろ足かせになるのではと、塔子はためらいを見せた。

「俺は塔子がいいんだ。塔子は?」
「私は……雄平さんが大好きです」

ポッと頬を赤らめながら下を向く塔子。
その姿を見て、雄平は再び塔子を抱きしめた。
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