初恋の人がいきなり上司で、訳あり同居生活
最近の塔子はよく笑うようになった。
表情が明るくなったと周りからも言われるし、塔子自身にもその自覚がある。
もちろんそれは、すべて雄平のお陰だ。
「ほら塔子、冷めないうちに食べよう」
「う、うん」
シャワーから出てきた塔子がテーブルに着くと、出来立てのフレンチトーストが並べられていた。
―――平日の朝食にフレンチトーストを作るなんて、凄すぎる。
これまで二人の食事は塔子が全て作っていた。
そのことについて雄平と話をしたことはなかったが、居候している塔子にはそれが当然のことに思えていた。
しかし、本当の恋人になってからは状況が変わった。
雄平はごく自然に家事を手伝ってくれるようになり、朝食も夕食も手の空いた方が作るようになった。
そして、塔子も雄平も、お互いを名前で呼び合うようになった。
「今日は午後から休みを取っているんだよな?」
「ええ、午後休をとって夕食の準備をしようと思うの。海斗も杏ちゃんも楽しみにしてくれているようだから、私も頑張るわ」
「そうだな。でも、無理をするなよ。俺もなるべく早く帰るから」
実は今日、弟の海斗と杏が雄平と塔子の住むマンションへやってくる。
事前に簡単な顔合わせを済ませ紹介はしてあるものの、一緒に食事をするのは初めてで、塔子はそのために半日有給を取り、夕食の準備をするつもりでいる。
表情が明るくなったと周りからも言われるし、塔子自身にもその自覚がある。
もちろんそれは、すべて雄平のお陰だ。
「ほら塔子、冷めないうちに食べよう」
「う、うん」
シャワーから出てきた塔子がテーブルに着くと、出来立てのフレンチトーストが並べられていた。
―――平日の朝食にフレンチトーストを作るなんて、凄すぎる。
これまで二人の食事は塔子が全て作っていた。
そのことについて雄平と話をしたことはなかったが、居候している塔子にはそれが当然のことに思えていた。
しかし、本当の恋人になってからは状況が変わった。
雄平はごく自然に家事を手伝ってくれるようになり、朝食も夕食も手の空いた方が作るようになった。
そして、塔子も雄平も、お互いを名前で呼び合うようになった。
「今日は午後から休みを取っているんだよな?」
「ええ、午後休をとって夕食の準備をしようと思うの。海斗も杏ちゃんも楽しみにしてくれているようだから、私も頑張るわ」
「そうだな。でも、無理をするなよ。俺もなるべく早く帰るから」
実は今日、弟の海斗と杏が雄平と塔子の住むマンションへやってくる。
事前に簡単な顔合わせを済ませ紹介はしてあるものの、一緒に食事をするのは初めてで、塔子はそのために半日有給を取り、夕食の準備をするつもりでいる。