初恋の人がいきなり上司で、訳あり同居生活
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」

塔子の妊娠を知った雄平はすごく喜んでくれたが、すぐに伝えてもらえなかったことには不満そうだった。

「ごめんなさい。私も雄平さんと同じで、親になる自信がなかったの」
「そうか……」

少しだけ寂しそうな顔をして、雄平は塔子の背中に両手を回した。

「不安にさせて悪かった。これからは俺が守っていくから」

強い決意を感じる言葉とともに伝わってくる雄平のぬくもりが、塔子の心を解いていく。
この人となら共に生きていけると、この時塔子は実感した。
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